京焼清水焼 陶芸家 加藤泰一 辰砂鉢 25cm40数年昔京都高島屋作陶展にてあまりの見事さに感銘し購入した逸品です。 およその3mm程の玉縁口縁は丸瓢箪の如く三方捻りで45mmほど深みの見込み部へ続き 辰砂独特色彩【血紅色】が流れ落ちる中 一条のより深い血紅色天の川銀河が淡紫色の朧月を伴う見事な景色をご鑑賞下さい。 日常雑器を超える師の卓越した審美観陶芸家魂をご堪能下さい。師の辰砂観【辰砂とは銅化合物を含んだ釉薬を還元焼成して得られる血紅色のものを言います。その名は硫化水銀からなる天然朱の辰砂とその色を同じくするので名付けられたものとされています。その起源は中国宋均と言われる紅紫釉にあります。中略 鮮やかな血紅色を得るには極めて微量の決まった量の銅分量が必要なのですが 銅分は焼成中に揮発するため安定した発色には非常な困難が伴います。其の上焼成条件や釉薬の厚みなど微妙な違いによって色調が大きく変化し 秀作と呼ばれるものは極めて数が少なく大変貴重なものとされています。 先人の歩んだ道を追いながら 一歩でも優雅で情熱的な色調に近づけるように日々研磨を重ねております。御後援の思召しを込めて座辺にご愛用して頂ければ光栄に存じます。】略歴1964 京都市に生まれる 父加藤実は有吉佐和子著「青い壺」の主人公牧田省造のモデル 祖父は初代加藤溪山1986 同志社大学卒業 〃 京都府立陶工職業訓練校 成形科(主に陶器成形)1987 京都府立陶工職業訓練校 専攻科(主に磁器成形)1988 京都市工業試験場 研修コース(主に釉薬研修)1989 イタリア国立ファエンツァ陶芸専修校1PAM(マヨリカ科)1990以降 デパート、ギャラリー、などで作陶展・出石磁器トリエンナーレ・織部の心作陶展・北の菓子器展・京都美術工芸展・現代茶陶展・嵯峨大覚寺花の陶展(審査員賞、奨励賞、他)・新美工芸会(読売テレビ賞)・長三賞陶芸展・陶芸文化財団展(特別賞、戸栗美術館賞、他)・ながさき陶磁展(第一席知事賞、第二席、朝日新聞社賞、2007 サンフランシスコギフトショウに出展2009 10月よりフジテレビ設立50周年記念ドラマ「不毛地帯」にて陶芸作品協力2009 パリ モンパルナスにて”ROUGE”Les CouLeurs de Kyoto 「京都の赤展」に出展 京都工芸美術作家協会 会員
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